本質は真似できない
専門塾
大学受験専門の学習塾。
これが菊地英語塾の見ている方向、すなわち強みです。
基本的な姿勢として、「子供に勉強を教えてやる」というような考えは持っておりません。
子供対応はできません。
あくまで大人扱いできる方を対象に、お客様として、そして一人前の大人として敬意を持って接したいと考えているのです。
そのようなやりとりができるのが年齢的にも高校生以上であると考えていることも、この塾が大学受験を専門にしていることの1つの理由なのです。
募集しない
これと関連する別の例があります。お気付きになりましたでしょうか。
このサイトでは塾の設立時から一貫して、「生徒募集中」という表現を使っていません。
他のサービス業や小売業で「お客様募集中」という言い方をすることがありえるでしょうか。
あくまで個人的な感覚なのですが、どうしても「生徒募集中」というと学校などの教育機関が権威を持って、来たければ来なさいといっているような印象を受けてしまいます。
ある大手系某予備校(参考書き物)のようにそのような言い方が適切だと考えられる機関であれば別にいいのですが(実際に今のところ、「募集」しているようです)、少なくとも菊地英語塾の方針とは違うものです。
ちなみに某語学教室なんかでも「募集」しちゃってますね。
根底にあるもの
また、菊地英語塾ではお問い合わせをたくさんいただき、定員がいっぱいになりこれ以上対応ができない状況になってしまうことが度々あります。
このようなときは本当に感謝の気持ちしかありません。
そしてこのとき、これ以上お受けできない旨をサイトのトップページに掲載しているのですが、その文を読まれ、妙に丁寧な言い方をするなと思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかしこれはある意味当たり前のことなのです。
やはりお客様に対する確固たる基本姿勢が根底にあり、さらに感謝の思いを伝えたいと思うからこそ、言葉の遣い方も然るべきものとなってくるわけです。
このサイト上にはあえて変な書き方をしている文もありますが、真面目なところはそれにふさわしい表現をしているはずであると考えています。
真似できないもの
でもこのようなことを書いてしまうと同業者、あるいは同業とはいえなくてもどこかの語学教室、例えば東アジアのある言語の教室などが真似をしてくるのではないか、そんなことを言ってしまっていいのか、というご心配、ご指摘があるかもしれません。
大丈夫です。
うわべの言葉だけを真似したとしても、その根底にある考え方、本質の部分までは絶対に真似できません。
ある考え方があって、その結果として自然に出てくるのが言葉というものです。
考え方が違っているのに言葉だけを繕ったとしてもすぐに本質は見抜かれてしまいます。そしてそのような心のないうわべだけの言葉は嘘っぽく見えてしまうものです。
従いまして、仮にこのサイトの表現を真似る塾・予備校や語学教室、特に隣の国の言語を扱う政府系の団体が行うような語学教室があったとしても、やはり何か不自然さが出てしまうのだと思います。
素敵なサイト
そういえば最近素敵なサイトを見つけました。
引用画像(全体像1)↓
引用画像(全体像2)↓
なぜか僕と似た考え方をしている語学教室のようです。
こんな教室があったなんて。
このサイトはある民国の政府が公認している団体が実施している語学教室のブログです。
詳しく見ていきましょう。
1A. 引用画像(語学教室)↓
これはブログタイトルの部分です。なるほど。専門という言葉には惹かれるものがあります。何かを依頼するならぜひ専門家に、と考えます。
1B. 参考画像(菊地英語塾)↓
菊地英語塾ウェブサイトのタイトルです。そうそう、大学受験専門の学習塾。専門家ですよ。
2A. 引用画像(語学教室)↓
ブログの紹介文です。そうですね。「函館市・北斗市・七飯町」から来ていただく場合が多いですからね。
2B. 参考画像(菊地英語塾)↓
菊地英語塾サイトの紹介文です。「函館市・北斗市・七飯町」から来ていただく場合が多いですからね。
それにしても何か似ていますね。記号の・の使い方なんか全く同じですよ。偶然にも似てしまったのでしょう。
ちなみに文章の使用許可の申請はこちらには来ていません。
3A. 引用画像(語学)↓
3B. 参考画像(菊地)↓
これはテンプレート化されているんじゃないかっていうくらいによく似ていますね。
それこそ語学学習の初級の段階で、
例:私は毎日(テレビ)を(見ます)。
問1 映画、見る
解答 私は毎日(映画)を(見ます)。
問2 韓国語、勉強する
解答 私は毎日(韓国語)を(勉強します)。
問3 ご飯、作る
解答 私は毎日(ご飯)を(作ります)。
っていう感じのパターンプラクティスっていう練習があるんですけど、にじみ出てくるカッコ穴埋め感が心をくすぐります。
それにしても、カッコ埋めに悩んでひねり出した造語「韓国語塾・留学予備校」はちょっと苦しいんじゃないでしょうか、ブログ作成者の方。
4A. 引用画像(語学)↓
4B. 参考画像(菊地)↓
穴埋め的に自身が専門とするものを何か探して入れたかったのでしょうが、出てこなかったのだと思います。
苦し紛れに思いついたと考えられる、「韓国語教室が韓国語を専門にする」っていうのは意味のない表現ですね。
酒屋が酒を専門に売っています!って言っても、そりゃそうだろとしか反応できない。
専門性を打ち出すことの意味がわからずに、ただ字面だけをなぞるとこんなトンチンカンさんになってしまうんですね。
もっといえば、専門にするということは絞り込むということです。
菊地英語塾は「高校生・浪人生を対象に」絞り込むのですが、この語学教室は、「小中学生、高校生、大学専門学生、社会人の方を対象に」広げています。広げたら専門家じゃない。
この教室の代表者、仮名でT氏としますか、この方はやはり絞り込むことについて理解できないのでしょう。
痛快。
5A. 引用画像(語学)↓
5B. 参考画像(菊地)↓
カッコやコロン、山カッコといった記号の使い方が100%一致しています。
あれだ、曜日を入れればオリジナル化できるというのは通用しないのではないでしょうか、ビル2階に構えた教室の運営者、Tさん。
6A. 引用画像(語学)↓
さすが人気の教室のようですね。韓国語の専門書籍がたくさん置いてあるあの教室に人がいっぱいか。T村君、よかったじゃないか。
6B. 参考画像(菊地)↓
しかしこの表現を書くのにどれだけ考えたか。
よく見ると絶対に不可能とはいっていない。ギリギリ1人くらいだったら、少々無理をすればなんとかなりそうだけど、あまり無理もしたくないなという感じのときに、単に「定員いっぱいです」というのもそっけないし、できないわけではないけどかなり厳しい状況だという意味を出すためによく練って考えた言い方がこれだ。
本当の筆者にしかこの表現の真意は説明できないのだ。
7A. 引用画像(語学)↓
7B. 参考画像(菊地)↓
簡単なカッコ埋め問題。教室1階の駐車場でバーベキューをやったりするタケヤンもさすがに「入塾」とは言えないか。
語学教育においては確かこういうカッコ埋め的な練習はあまりお好きじゃないって何かの勉強会のときに言ってなかったっけ。
ご自分で穴埋めする気分はいかがかな。
8A. 引用画像(語学)↓
8B. 参考画像(菊地)↓
うむ、さすがにここまでくるとまずいんじゃないか、僕と同じく日本語教育に関わる武○氏。
9A. 引用画像(語学)↓
9B. 参考画像(菊地)↓
あなた武村君ね、「どうぞ宜しくお願い申し上げます。」なんて言葉、普段公式な文書を書くときでも使わないでしょ。この6年くらい一度も見たことない。
10. 引用画像(語学)↓
最後はこれ。この語学教室独自の文章です。
文体が全然違うじゃないか。
なんだ「大大大歓迎です!!!」って。
「質問等がございましたらご遠慮無くいただけますと幸いです。」
「どうぞ宜しくお願い申し上げます。」
っていう文のちょっと下に続く表現として、あまりにも落差がありすぎるのではないだろうか。
同じ人物が書いた文章とは思えない。
たとえ勝手知ったる仲であっても無許可でこれはいけません、今月我々が属する研究会の研修会で何か発表するそうじゃないか、楽しみにしているよ、函館韓国会館の武村君。
そう、やはりどんなにうわべの表現だけを似せたとしても、その本質にある心までは真似できないのです。それが知っている人であったとしても。
※本文に登場したものの一切に関しては証拠として魚拓、アーカイブの取得済みです。