これから浪人される方へ (4)
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サボった分を取り返す
少しサボってもあとで取り返せばいいと思うかもしれません。
では聞きますがサボった分を何月何日にやるのでしょうか。
こう考えてみてください。
間の休憩時間を含めて1日最大14時間勉強に使えたとします。(もしこの数字を見てそんなに勉強するの?と思ったとしたらもうだめかもしれません。受験をなめないでください。)
そして、ある日4時間しか勉強しなかったとします。
失われた10時間はいつ取り戻すことができるのでしょうか。
翌日以降、無理をして15分多く時間を確保し、14時間15分勉強し続けるとします。
そのペースで行くと、10時間取り戻すには40日かかります。
その40日の間に、4時間しか勉強しない日がさらに2日あったとしたら、追いつくまでにさらに80日追加され、あっという間に4ヶ月かかることになります。
つまり、一度サボったらあとで取り返そうとしても不可能だということです。
どれくらい勉強すればいいのか
浪人したらどれくらい勉強すればいいのか。気になるところだと思います。
答えは単純です。生活に最低限必要な時間以外を全て勉強に回すだけです。
すると1日最大14時間というラインが見えてくるはずです。
テレビは見る必要がありません。受験をなめているのですか?
どうしても見たいテレビがあるというのなら、時間を限ってやる気維持のための自分へのご褒美として使うのはありだと思いますが、基本的にテレビは見ない、というより、合格したいと思っているのなら言われなくても見ないつもりでいるはずです。
タモリ
タモリを見たせいで勉強時間が取れず受験に失敗したとしたら納得できますか?
タモリなんか見なくてもいいんですよ。
細かく見ていけば1つ1つの場面で、タモリを見るのか、それとも英語の長文を1つ読むのか、そんな選択を常に繰り返していくわけです。
ダイエットをしている人が、目の前にあるお菓子を食べるのか我慢するのかという選択にいつも悩んでいるのと似ています。
1年後の大きな利益を捨てて目の前にある小さな利益を取るのか、1年後の大きな利益を得るために目の前にある小さな利益を捨てるのかという選択です。
その1つ1つの選択で勉強するのを選ぶ人と、タモリを選ぶ人がいたとすればその差、最終的な結果は明らかなはずです。
毎回少しの差が積み重なればそれが合否の差になるのです。
「まだ6ヶ月ある」などと思っていればその選択で簡単にタモリに流れます。そしてタモリに使った1時間は二度と取り戻すことができません。
タモリが悪いと言っているのではないのですが、合格したいなら取るべき行動は決まってくるはずです。
テレビなんか録画しておいて受験が終わってからまとめて見ればいいじゃないですか。見たいテレビ1年分くらいHDDに入ります。