詐欺に注意
知らない人から変なメールが来ました。
差出人はマイクロソフトのチームで、プロダクトキーの情報がコピーされていることの警告らしいです。
これは大変です。プロダクトキーの情報がコピーされてしまっているのです。
あわわわわ。
プロダクトキーがコピーされるとどうなるのかよくわかりませんが、今何をすればいいのでしょうか。
メール本文によると、リンク先からライセンスの認証をすればいいらしいので早速やってみることにします。
個人情報の漏洩もないと書いてありますし、安心です。
マイクロソフトを語っているのにメールアドレスのドメインに「microsoft.com」って入ってないとかそういうのはいいのです。
件名に「警告」とあるのですが、警告という言葉はこれから起きることについて注意せよという意味なのに、何かの問題が起きた後で警告と言われてもどうしようもない、先に警告してくれよなとか、そういうのも気にすべきことではありません。
本文に「授権」ってありますが、英語のauthorizationをマイクロソフトの使う用語として日本語に訳せばそれこそ「認証」なんでしょうけど、中国語にしたら授権ね、これ送ったの中国人だみたいな詮索は不要。些細な事です。
マイクロソフトの担当者もついうっかり使うメールアドレスを間違えただけなのかもしれませんし、ついうっかり中国人だっただけなのかもしれません。
マイクロソフトを語る詐欺なんてない、人を騙すとか何かを盗むとか、そんなことこの世にあってはなりません。
これは緊急事態なのです。
認証すれば不正操作を防げるらしいですし、ここは指示通り認証してみましょう。
とにかくライセンス認証を急げ。
リンクをクリック。
こんな画面が出ました。
上にある「ストア」とか「製品」とかの文字はクリックしてもリンクになっていません。真ん中のオレンジ色の「今すぐ認証」ボタン以外はクリックできません。
なるほど、認証先に行きやすいようにようにというサービスなのですね。親切だな。
クリックして次へ
次へ進むとサインインの画面になりました。
例によって「利用規約」などのリンクは無効です。あくまで親切。
情報を入力しましょう。
でもアカウントとパスワードってなんだったっけ?
とりあえずアカウントはsagichanと入れて、パスワードはaaaaaaaaaaとしました。確信はないがそんな感じのアカウントとパスワードだったと思う。
ログインてきるかな。できるかな。かな。
「サインイン」をクリック!クリック!
できたよ。なんでだよ。
細かいことはいいのです。officeを守ってくれるとのことなのでどんどん情報を入力しましょう。
会社の警備を万全にしてくれるみたいで心強いです。
入力
貴重な個人情報ですからね。万全に入力します。
何のために住所などを入力するのかなどとは考えないのがお約束。
後半はクレカ情報
クレジットカード情報も惜しまずに入力しましょう。
そんな番号あるかよ。
「次へ」をクリック。
なんか通っちゃったんですけど。
とにかくオフィスによって認められたようです。
会社が自分を評価してくれたみたいな気分です。給料上がっちゃうかこれ。
ウインドウを閉じるようにと書いてあるのですが、「閉じる」をクリックしても反応しない。
ん?
なんかおかしい。
もしかしてこれって?
マイクロソフトのサイトを見るとこんな記述がありました。
赤線はこちらで編集
>>「お客様のクレジットカード情報を要求することはありません」
>>「名前、電子メール アドレスなどの詳細な個人情報など、お客様を特定できる情報は要求されません」
これフィッシング詐欺や。
やばいやばい。個人情報入れちゃったよ。
貴重な個人情報が詐欺業者に漏れちゃったよ、モレシャンだよ。
くれぐれもあやしいメールは開かずに、本物の個人情報は絶対に入力しないようにどうぞお気をつけください。