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文法を活かした読解法の例(2)

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「感覚に頼った読解法」の場合

まずは世の中で一般的な読解法から見ていきましょう。


例文:I don't know whether they will help me or not.
(役に立つのかどうかわからない。)
→ whetherをどう解釈するのか



文法を使わない感覚的な読解法

  • まず、whetherには「~であろうとなかろうと(副詞節)」と「~かどうか(名詞節)」という2種類の訳がある。
  • この文では「~であろうとなかろうと」よりも「~かどうか」という訳を当てはめたほうが意味が通る
  • だからwhetherは「~かどうか」と訳す
  • 「~かどうか」と訳すからこのwhether節は名詞節である

※訳し終わった後で「whether節は名詞節だ」と分析したところで何になるのでしょうか。


感覚を鍛えれば・・・

このように一般的な読解法では考えうる訳を当てはめてみて意味が通るものを探すというやり方をします。

そして感覚を鍛えれば、訳をすぐに見つけられるようになるなどと言われるのです。

もちろんそんな感覚など身に付けることもできず、自分には英語の才能がないとか言って挫折してしまうです。

何だ英語の才能って。